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県知事選挙を振り返る

2018県知事選について

1.選挙結果
(県全体)
市町村 有権者数 投票者数 投票率 佐喜真淳 玉城デニー 票差
H30 1,146,815 725,254 63.24 316,458 396,632 80,174
        下地+仲井真 翁長  
H26 1,098,337 704,368 64.13 330,523 360,820 30,297
 
増減 48,478 20,886 -0.89 -14,065 35,812 49,877
(宮古(宮古島市+多良間村))
 H30
市町村 有権者数 投票者数 投票率 佐喜真淳 玉城デニー 票差
宮古島市 43,422 24,584 56.62 13,314 10,961 -2,353
多良間村 834 616 73.86 421 191 -230
44,256 25,200 56.94 13,735 11,152 -2,583
H26       下地+仲井真 翁長  
宮古島市 42,466 25,262 59.49 18,101 6,879 -11,222
多良間村 877 648 73.89 501 142 -359
43,343 25,910 59.78 18,602 7,021 -11,581
増減            
宮古島市 956 -678 -2.87 -4,787 4,082 8,869
多良間村 -43 -32 -0.03 -80 49 129
913 -710 -2.84 -4,867 4,131 8,998

今回は前回と比較して投票者数が約2万人増加したが、選挙権年齢が18歳まで引き下げられたので、有権者数が5万人近く増加しており、投票率は1%近く下回った。
 得票数はオール沖縄陣営が約3万6千票のばしているのに対し、保守(政府与党)陣営は約1万4千票の減となり、票差が約3万票から焼く8万票と大きく広がった。
宮古地域をみると、今回は投票率が3ポイント近くも下がっている。
得票数はオール沖縄陣営が約4千票伸ばしているのに対し、保守(政府与党)陣営は5千票近くも減らしており、票差が前回の1万1千票余から2千票余と約9千票も縮小している。

2.選挙結果を振り返る
 今回の選挙は40万近い史上最多の得票数や8万票という票差などオール沖縄陣営の大勝利といえるのではないか。選挙結果についてはマスコミ等で様々な分析等が行われている。改めて勝因を考えてみた。

 勝因の一つ目はやはり、翁長雄志前知事の「弔い選挙」であろう。
 翁長雄志前知事の急逝は県民に大きな衝撃を与えた。翁長前知事は県民のために命がけで戦ってきたとの印象が強く、その県政の継続を望む声が圧倒的多数の声となり、その流れが翁長雄志前知事の「弔い選挙」の様相を呈して「絶対に負けられない選挙」として位置づけられていったと思う。
 二つ目には「オール沖縄陣営」の危機感であろう。
 翁長知事の急逝で陣営は候補者擁立を迫られ候補者選考を急いだものの選挙戦への出遅れは明らかだった。組織体制も整わないままのスタートだったので、当初相当混乱したのではないかと思われる。それでも選挙戦が進むにつれ陣営に危機感が共有され「負けるわけにはいかない」との思いから期日目投票へも本部から各支部へ檄を飛ばし各支部もそれに呼応するように取り組んだとの印象である。
 三つ目には選挙戦が「沖縄県民VS日本政府」との構図になったことである。
 日本政府のこれまでの沖縄に対する姿勢(特に辺野古新基地建設にみられるが)は非常に強権的で差別的であると多くの県民は感じており怒りと不信感を持っている。
 自民党をはじめ政府与党の大物政治家が来島し、新基地建設の是非を一言も言わずに意図的に争点から外し、突然「ケータイ料金4割値下げ」などと無責任に発言する様は県民にとって好印象とは言い難いものであった。
 結局、保守(政府与党)陣営の候補者は日本政府と同一視され「日本政府の言いなりになる知事を選ぶのか、県民の民意を大事にする知事を選ぶのか、が最大の争点である」との訴えが県民に受け入れられたと思われる。
 四つ目には玉城デニー本人のキャラクターであろう。
 ラジオのパーソナリティー時代からの知名度と衆議院議員4期勤めた実績に加え、明るく柔らかいイメージ、親しみやすさで女性や若者といった無党派層を取り込んでいったのではないか。

 なにはともあれ玉城デニー知事は誕生した。それも圧倒的な大差で。それは県民の期待の表れでもある。
 これからが正念場。新知事には厳しい戦いの日々となろう。
 しかしこれだけの県民の期待がある。負けるわけにはいかないのだ。私たちも力を合わせて一緒に戦いたい。


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