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平成26年3月議会

◎國仲昌二君

いよいよ一般質問も残り2人となりました。最後までひとつよろしくお願いします。

質問に入ります前に、先日お亡くなりになりました川満弘志前教育長のご冥福を心よりお祈りいたしま

す。

それでは、私見を交えながら一般質問を行います。このたび宮古島警察署管内において、交通死亡事故

ゼロ2年達成とのすばらしいニュースがありました。けさの地元紙にも県警本部長から表彰との記事も掲

載されており、まことに喜ばしい限りです。これは、多くの市民や関係各機関の取り組みもさることなが

ら、宮古島警察署の取り組み、特にささいな交通違反への徹底した取り組み、時には市民の反発もあるよ

うですけれども、その取り組みこそまさにハインリッヒの法則、つまり小さなミスを摘み取ることが重大

なミスをなくす有効な手段であるということを証明するものであり、宮古島警察署及び関係各機関に敬意

をあらわすとともに、今後とも交通死亡事故ゼロが継続するよう祈念申し上げまして、質問に入りたいと

思います。

まず、市長の基本的な考え方についてお伺いいたします。初めに、次々と予算計上される大型公共事業

についてであります。通常公共事業、特に箱物と言われる建物の場合、住民ニーズや財政計画との整合性

などを総合的に検証して進めるべきだと思います。これだけ次々と大型事業が出てくると、総合的な検証、

特に財政面での借金の返済計画や維持管理費の見通しなど、検証するための財政計画がきちんと立てられ

ていない状況にあるのではと心配になります。次々と計画される大型公共事業の住民ニーズの検証、財政

見通しを含め、総合的な検証はどういった手順で行われているのかをお伺いいたします。

次に、短期間に集中する大型公共事業について伺います。平成26年度予算では、一括交付金事業として、

スポーツ交流拠点施設整備事業など14億7,600万円が計上されております。また、合併特例債事業を含めた

大型事業として、児童館建設事業、ごみ処理施設等整備事業、単独事業では中央図書館等建設事業などな

どであります。普通建設事業費、公共事業費ですね、前年度比で30億円の増、さらに繰り越し事業も約29億

円に上っております。事業執行については、午前中亀濱玲子議員も質問しておりましたが、執行は本当に

大丈夫なのか、再度お伺いいたします。実は、短期間で集中して大型公共事業を行った事例は、旧平良市

時代にもありました。ホテル、マリンターミナル、マティダ市民劇場の複合施設、市民球場、博物館、ト

ゥリバー埋め立て事業、公園事業などなどです。このように短期間に集中して大型公共事業を行った結果、

借金の残高が急激に大きくなり、財政指標の悪化を招き、借金返済額も急激にふえ、資金繰りの悪化など

で赤字団体へ転落しました。そして、市独自の市民ニーズに応える単独事業はほとんどできなくなり、給

与も管理職手当や残業手当など義務的経費ですらカットしなければならなくなりました。宮古島において

は、過去にこのような事例が実際に起きています。そのことについては検証されたのか、お伺いいたしま

す。今後の財政見通しについては、後ほど検証したいと思います。

次に、宮古島市における危機管理についてお伺いいたします。組織の危機管理については、12月定例会

で昨年7月に宝塚市で発生した事件を例示して指摘しましたが、先日この宮古島市役所の窓口において、

公務執行妨害で逮捕されるという事件が発生してしまいました。まさに宝塚市の事件は対岸の火事ではあ

りません。幸い今回はけが人はいないようですが、今後どのような事件、事故が発生するのか予測しかね

るだけに、市としての適切な対応が求められます。市として市民や職員の安全確保について、どのような

対応を考えているのか、お伺いいたします。

次に、個人情報管理についてお伺いいたします。近年全国各地において、ストーカーによる凶悪事件が

発生しており、残念ながら殺人事件にまで及ぶ事件も少なくありません。その中で、被害者が加害者から

身を隠すために住居を変え移り住んだはずなのに、所在地情報が漏えいし、最悪な結果になった事件もあ

ります。その被害者の所在地情報が市役所から加害者側に漏れていたという事件もあったと聞いておりま

す。配偶者間暴力、いわゆるDV被害者の転居先については、その情報が漏れないように閲覧制限制度が

あるようですが、マスコミの調査によると、約6割の自治体が閲覧制限制度が徹底されていないとのこと

です。宮古島市にもDV被害者が転居している可能性があります。市としての対応はどうなっているのか、

お伺いしたいと思います。

私は、12月定例会で先ほども言いました災害防止に用いられるハインリッヒの法則を引用して、組織の

管理体制について質問しました。つまり重大な過失の裏には、多くの小さなミスがあり、その小さなミス

をなくすことが大事であるということで、昼休みから職場に戻るのがちょっとおくれるとか、職員の駐車

禁止駐車場に車をとめるなど、具体的な事例を挙げてその対応について質問しました。当局の答弁は、庁

議での指摘、市長の講話、職員研修などを通して、緊張感を持ってやるように進めているとのことでした。

ところが、その後も不祥事や事務ミスが発覚しています。私は、昼食時間終了時をめどに庁舎の前で何回

かチェックしてみました。やはりおくれてくる職員はいます。チャイムが鳴っていても急ごうともしませ

ん。残念ながら中には管理職もいました。また、職員の駐車禁止駐車場へ車をとめる職員もいました。私

は、12月定例会でも指摘しましたが、これは職員個人の問題ではなく、そのような行動を容認する組織の

雰囲気、緊張感の欠如が引き起こすものであり、特に幹部職員の皆さんの責任は大きいと考えます。今後

具体的にどのように対応していくのか、特に幹部職員への指導についてお伺いしたいと思います。

次に、教育行政についてお伺いいたします。ある教員が生徒たちの中にはなかなかみんなについてこれ

ない生徒、みんなから離れていく生徒など、教員が寄り添わないと問題行動に出てしまう場合がある。ほ

かの多くの生徒の指導もしなければならず、なかなか全ての生徒に寄り添うことができないと話していま

した。最近の新聞では、教員の93%は心身疲労との記事が出ていました。半数近くが毎週土日は部活動の

指導をしており、週2日以上仕事を家に持ち帰る教員が何と62%にも上るとのことで、先生方は本当に大

変だなというのが率直な感想です。先日長年少年の問題行動などにかかわってきた警視庁指定広域技能指

導官、桑原宏樹氏の講演会がありました。その中で、問題行動を起こしてしまう子供は本当にもがき苦し

んでいる。親も同じように苦しんでいると指摘し、子供たちの居場所づくりと子供たちの話をしっかり聞

くことの大切さを訴えていました。やはり子供たちは、学校任せではなく、地域みんなで育てるとの視点

を持つことが大事かと思います。子供たちのために地域にできることは何か、地域への期待や要望などが

あれば教えていただきたいと思います。

次に、来間幼稚園の休園についてであります。昨年12月の入園予定者調査時点で、来間幼稚園には入園

予定児がいないということで、平成26年度は休園するということが決まりました。その後ことしの2月上

旬に来間の住民から神奈川県に住む幼稚園児を持つ母親が来間への移住を希望しており、3月下旬に来島

する。入園を希望するとのことという情報が学校に寄せられました。その時点では、平成26年度の休園は

決まっていたので、年度当初からの再開は無理でも、年度途中からの再開はできないかという問い合わせ

に、教育委員会は再開できないと回答したとのことです。年度途中からの再開ができない理由を教えてい

ただきたいと思います。

次に、全日本トライアスロン宮古島大会への地元選手参加についてです。マスコミに従事する友人によ

ると、全日本トライアスロン宮古島大会で街頭に出て応援する地元の人たちが激減しているといいます。

原因の一つは、地元選手の参加人数ではないかと思われます。5年前は118人だったのがことしは61人とい

うことで、半減している状態です。多くの市民が街頭に出て、全ての参加者に声援を送る姿こそが参加者

の感動を呼ぶ宮古島ならではの風物詩ではないでしょうか。そういった光景がだんだんとなくなり、市民

の心がトライアスロンから離れてしまわないかと心配になります。仲間則人議員の質問の地元枠の設置案

について、不公平感があるという答弁がありましたが、私はそうは思いません。市民は大会当日朝7時か

ら夜9時まで14時間もトライアスロンの選手のために島ごと提供しています。交通規制等で丸1日犠牲に

なります。地元ボランティアも5,000人参加します。さらに、盛大に応援もします。全て大会の参加選手が

楽しんで競技を行っていただくための地元の皆さんの心からのおもてなしです。このように大会に献身的

に貢献している地元に何らかの優遇措置があってもいいのではないでしょうか。これが不公平なんでしょ

うか。堂々と地元参加枠を検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。街頭で応援する光景が減って

きているという指摘とあわせてお答え願いたいと思います。

次に、土木行政についてお伺いいたします。まず、業者指名のあり方についてです。登録業者の中には、

指名の公平性について疑問視している業者がいると聞いております。業者指名は、業種が多岐にわたり、

それぞれにランクがあるということなので、登録件数が多い土木業種のBランクに絞ってお尋ねします。

1つ目に、例えばCランクの業者がBランクの事業の指名を受けることはあるのでしょうか。また、2月

末現在で指名の多い業者は何回指名されていますか。また、指名のない業者はいるのでしょうか、お伺い

します。

次に、道路行政についてお伺いいたします。カママ嶺公園東側のハローワークから公務員宿舎の西を通

ってバイパスまでの道路です。その道路は通学路で、子供たちを初め多くの利用者がおります。交通量も

かなりあるんですが、歩道がなく、車がすれ違う場合歩行者は道路沿いの民家の敷地に入らなければなら

ないほど危険です。歩行者の安全面を考慮すると、早急に整備する必要があります。この区間の整備見通

しはどうなっているのか、お伺いいたします。

以上質問して、答弁をお聞きして再質問いたしたいと思います。よろしくお願いします。

◎市長(下地敏彦君)

公共工事の優先順位はどういうふうに考えているかということであります。

新規事業の導入に当たりましては、合併時に作成しました新市建設計画、それからこれをもとにした市

の総合計画に基づきエコアイランドの推進、農業、観光など産業の振興の推進、教育、福祉の充実など、

市の振興、発展に資する事業を優先し、事業化を図っているところであります。また、財政負担の軽減を

図るため、一括交付金など高率補助事業を優先し、事業化を図っています。あわせて起債事業を導入する

場合でも、辺地債、過疎債を初め、合併特例債などの交付税措置が大きい起債を活用し、財政の効率的な

運営に努めているところです。

◎副市長(長濱政治君)

組織の危機管理体制についてでございます。

市の職員は、日ごろから所管する事務事業について的確に処理し、責任を持って十分な説明を行い、相

手方の理解が得られるよう努めているところです。そのような中、時に起こり得る不当要求行為に対して

は、毅然とした厳正な態度で臨まなければならないと思っております。このような不当要求行為に対して

は、組織的な取り組みを行うことにより、適切に処理し、職員の安全と事務事業の円滑かつ適正な執行を

確保するため、宮古島市不当要求行為等の防止に関する要綱を制定しております。また、対処方法等につ

いては、不当要求行為等対応マニュアルを作成し、周知を図っているところです。現在も警察等関係機関

とも連携を密にし、市役所を訪れる市民の安全確保にも努めております。また、個人情報等については、

個人情報保護条例を遵守し、地方公務員法第34条、秘密を守る義務の徹底に努めております。閲覧制度と

いう話がございましたけれども、今把握している段階では、住民基本台帳法に誰でも閲覧できるというも

のではないというふうなことがありまして、そこで一応規制をかけているということでございます。

それから、クレームをつける方は割と決まっておりまして、その方が来る場合は一応はみんなで見守っ

て、何かあるとすぐ警察に連絡するという体制をとっておりまして、議員ご指摘のとおり窓口で騒いだ方

がいらっしゃいましたので、警察ともちょっと話し合いを持ってですね、こういう場合にはすぐ呼ぶ、こ

ういう場合にはどうするというふうな対応は一応はある程度決めてあります。そういう形で市の職員やそ

れから市民の方々を守るという手だては常日ごろからやっているつもりではございます。

それから、土木行政について、業者指名のあり方についてでございます。市における工事の発注は、指

名競争入札が大半であり、その発注方法は宮古島市建設工事入札参加資格審査及び業者選定等に関する要

綱に定められております。お尋ねのCランクの土木業者をBランク工事に指名することは、宮古島市工事

指名業者選定に係る取扱要領に基づきできることになっております。ちなみに今年度は、このようなケー

スはありませんでした。

次に、本市内の土木B業者で、指名回数が一番多いのは8回で、指名のない業者はおりませんでした。

Bランクの工事発注範囲は、3,000万円から5,000万円の工事なんですけども、Cランクの土木業者は

4,000万円未満の工事の場合にBランクに指名することができるというふうな取り決めがございます。その

ような形で、できるだけ公平、公正な指名のあり方というふうなものに取り組んでいるということでござ

います。

◎教育長(宮國 博君)

ご質問は、3点についての質問だと思っております。児童生徒が安心、安全な学校生活が送れることが

でき、夢や希望を持って諸活動に意欲的に参加できるよう学校づくりのために、学校現場での対応は定期

的な教育相談の実施、月1回のアンケートを児童生徒や保護者に対して実施し、それらを学年会等で情報

交換を行うことで、児童生徒の変化や成長を見逃さないように努めています。その中で、支援を必要とす

る児童生徒に対する対応を定期的に行われる生徒指導委員会等で話し合い、職員の共通理解、共通実践の

もと、学校全体で支援できるように努めています。また、未然防止の観点から、人権教育、平和教育等を

教育課程に位置づけ、講演会や道徳、特別活動など、学校生活のあらゆる場面において実践し、自己有用

感を育て、みずから判断し、行動できる児童生徒の育成に努めています。教育委員会においては、現在悩

みを抱える児童生徒、保護者、教員の悩みを解決する支援者として、教育相談員3名、児童生徒の学習環

境、生活環境改善を支援するスクールソーシャルワーカー4名、問題行動や不登校児童生徒の学校復帰へ

生徒指導担当の補助を担う問題行動等学習支援員3名を中学校3校にそれぞれ配置しています。また、不

登校の児童生徒が社会性を身につけ、学校復帰を目指す適応教室、これはまてぃだ教室のことです。が設

置されており、さらに平成25年度より専門的な知識、技能を有する臨床心理士を教育委員会に配置し、学

校の要請に応じて支援を行っています。

家庭、地域に対しては、平成25年度には睡眠と学習、家庭教育と学力をテーマに2回講師を招聘して、

マティダ市民劇場で講演を開催し、学校、家庭、地域全体で子供たちを育てることを呼びかけ、好評をい

ただきました。今後も学校と家庭、地域と連携し、問題行動や不登校等の未然防止、早期発見、早期解決

に向けて取り組むつもりでございます。

次に、来間幼稚園の休園についてですね、市立幼稚園の入園募集に関しましては、市の広報誌や地元新

聞社2社の紙面でも広告を出していますので、来間地域の住民はもとより、宮古島市民であれば誰でも承

知していることであります。今回募集期間に来間幼稚園への入園希望者がいなく、その段階で次年度の来

間幼稚園の休園を決定し、平成26年の当初予算編成業務等を行い、最終内示が示されたところであります。

神奈川県から来間島への移住を希望する方の話をいただいた際にも、園長を通し、休園取り消しの要望に

ついても取り消しするのは不可能であるという旨をお伝えしております。

この質問の年度途中からの再開はできないかとのことですが、幼稚園には小中学校のような校区がなく

て、宮古島市民であれば宮古島市内のどの地域にお住まいでも希望する幼稚園への入園ができます。その

ことに鑑み、今回の来間幼稚園の休園措置は平成26年度1年間の休園であります。年度途中の再開は行い

ません。基本的に休園、再園については1年スパンで考えていきたいと思います。今回の措置は、廃園で

はなく休園です。再開園を前提としております。したがいまして、次年度の募集期間に入園希望者が出れ

ば、必然的に再開園をすると、こういうことの流れになります。

◎総務部長(安谷屋政秀君)

繰り越し事業は大丈夫かという点について、まず1点目お答えしたいと思います。

先ほど亀濱玲子議員にもお答えしたとおり、平成24年度と平成25年度を比較しますと、件数で15件減で、

総額で約17億7,400万円ほど減額となっております。今後繰り越し事業については、各部、各課連携をとり

ながら、繰り越しがなるべく少なくなるように努力をしていきたいと思っております。この効果は、亀濱

玲子議員に述べたように契約検査課、それと建築課の設置によっても改善が見られたかなと思っておりま

す。

次に、旧平良市の財政状況と比較して、本当にこれだけのプロジェクトをやって大丈夫なのかという質

問についてお答えしたいと思います。市長も述べられたように、高率補助が10カ年間一括交付金がありま

す。約9割の補助がありますので、やはり市民のニーズに応じた事業を展開すると。いわばごみ処理施設

等整備事業、中央図書館等建設事業などについては、どうしても市民にとっては必要な事業だと思います

ので、これについては合併特例債、いわば事業費95%の交付税70%の算入がありますので、高率補助が見

込める合併特例債等を活用して事業執行していきたいと思っております。

次に、職員の昼休み時間の5分おくれるとか、駐車禁止はどうなっているかということですけど、私と

してはケース・バイ・ケースもあるということで、職員が例えば市民と仕事したときに、12時10分、20分、

半ごろまでかかる職員も、すぐ職員が来たから業務がこれで終わりですよということもなくて、例えば時

間が昼休みに延びた場合には、それはやっぱり1時間の休養は必要ということで、そういう事例もあると

思いますけど、今後職員にそういうことがないように通知をしていきたいと思います。

それと、職員の駐車禁止駐車場に車をとめることについては、これについては各課の部長、課長にです

ね、そういうことがないようにグループウエアとか、そういうことで周知はしてあります。今後管理職に

対しては、服務規程、法令遵守をし、緊張感、危機感を持って所属職員に対してしっかりとした指導、監

督を心がけるよう指導していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎建設部長(下地康教君)

道路行政のご質問についてお答えいたします。

ご質問の道路は、都市計画道路大道線でございます。平良第一小学校南側の県道平良新里線からサンエ

ーカママヒルズ交差点までの460メートルを平成24年度から平成29年度までの事業期間で事業実施してご

ざいます。ご指摘のカママ嶺公園東側のハローワークから、国道390号線のバイパスまでの区間に関しまし

ては、平成29年度以降道路整備事業に着手していく予定であります。また、基本的に大道線の整備につき

ましては、市の中心部より整備を進めていくということになりますので、その点をご理解いただきたいと

いうふうに思っております。

◎観光商工局長(下地信男君)

全日本トライアスロン宮古島大会に関連して質問をいただきました。まず、選手選考に当たりまして、

地元参加枠を検討すべきというご質問ですが、この件につきましては、昨年の12月定例会にもお答えしま

したように、参加枠は基本的に都道府県別枠、それから外国人枠、そして宮古島市枠というのがあります。

宮古島市は、沖縄県とは別建てで参加枠が設けられております。選手選考基準には、出場権の割り当てに

ついては申し込みに対する出場許可比率によって出場が決定されると、そういう仕組みになっております。

それから、12月定例会では選考委員会にもこの件についても諮ってみたいというお答えをしましたが、

選考基準の見直しについては、選考委員会ではその必要はないという結論に至っております。

それから、せんだって仲間則人議員の選手選考に不公平であると申し述べた答弁の趣旨ですけれども、

選手選考については、地元宮古島の選手のみを実行委員会の設置した選考委員会とは別枠で選考するとい

うことが端から見て不平等感を招くのではないかと。選手は個々の資質に基づき選考されていますので、

その選考の判断は委員会において一元的になされるべき、同じテーブルで選考されるべきということを申

し上げました。

それから、街頭での応援する光景が減ってきているのではないかというご指摘です。確かに地域の高齢

化によりまして、応援が少なくなっているという声も聞きます。また一方では、事務局に寄せられたいろ

んな声ですけども、ボランティアに参加したいと、それから自主的なグループをつくってウオーターステ

ーションみたいな場所を特別につくってですね、そこで応援したいという申し入れもありまして、何らか

の形で大会にかかわりたいという人々はたくさんいるような気がしております。いずれにしましても、全

日本トライアスロン宮古島大会は、今や日本最高の大会と評価されるに至っております。これまで市民の

皆さん方の応援、それからボランティアの献身的な取り組み等々のおかげであると感謝いたしております。

市民の皆様方には、大会当日は地元選手はもとより、遠来の選手にも声援を送っていただき、大会を盛り

上げていただきたいとお願い申し上げます。

◎國仲昌二君

それでは、再質問いたします。

まず、財政の見通しについてちょっと検証していきたいと思います。平成26年度一般会計予算の公共事

業は、前年度比で約30億円の増です。補助事業で1.5倍、単独事業に至っては4倍近い増となっております。

さらに、繰り越し事業が29億円、それらを合わせますと、平成26年度の普通建設事業費136億円という膨大

な規模になります。この事業費が宮古島市にとっていかに膨大か、県内の他市と比較しますと、例えば平

成23年決算ベースで、那覇市が176億円、宮古島市は136億円で2位です。3位のうるま市68億円、宮古島

市の半分です。これでいかに膨大な予算であるかがおわかりいただけるかと思います。だからこそ、先ほ

ど執行は大丈夫ですかというふうにお聞きしたところです。

次に、当局がしきりに強調する交付税に算入されるということについてであります。確かに交付税の算

出資料を見ると、合併特例債は元利償還金の70%、一括交付金は50%算入されることになっています。た

だし、これは計算上のことです。もともと交付税というのは、交付税というのは普通交付税です。という

のは、法律で国の税金の何%というのが決まっております。ですから、例えば交付税で算入しますよと計

算式に入れたとしても、総額でオーバーしてしまえばどこかで帳尻を合わせて減額しなければなりません。

ですから、必ずしも交付税がふえることにはならないんです。例えば12月定例会でこれまで合併特例債は

45億円を借りているという答弁がありました。当局の説明からすると、当然70%は交付税に算入されるこ

とになります。ところが、平成24年度決算では交付税は前年度より減額になっています。算入されるとい

うのは、間違いではないですよ。ただ、交付税の計算方法というのは複雑で、かついろんな方面にわたり

ます。交付税に算入されるというのは、一面的なものであって、全体的に見ると、そんなに優遇されるこ

とではないということを指摘したいと思います。

それから、事業費の財源内訳の説明で、交付税算入額を入れた答弁がありました。交付税算入額という

のは、財源内訳に入れられるような、そんな額の決まった性格のものではないということも指摘したいと

思います。

次に、2年後の平成28年度から5年間で約35億円の交付税が減額されるというのが見込まれています。

また、財政課の見通しによると、今後大型事業が導入され、借金は今後ふえていく見込みで、借金残高は

406億円までふえる見込み、平成24年度末と比較すると57億円の増です。先ほどの交付税の減額35億円と合

わせると、財政的には90億円を超える影響が出てきます。約360億円の予算規模に90億円の額といえば影響

が小さいとは言えないと思います。市長は、起債制限比率は1ポイント程度しかふえないという答弁にな

っていますけれども、旧平良市時代は4ポイント以上ふえていることを見ると、余りにも楽観的な見通し

ではないかと思ってしまいます。もっと細部まで細かいところまでですね、精査し、長期展望を持った財

政計画を策定する必要があるのではないかと考えます。

ところで、信頼性のある財政計画にはしっかりとした事業計画が必要です。私は、もっと綿密に市全体

の事業計画を練り上げて、信頼の置ける財政計画を立てて市民に公表し、説明する必要があると考えます。

市長のお考えをお聞かせください。

次に、公共事業の一般的な優先順位について、私なりの考えを述べたいと思います。まず、何よりも優

先される事業というのは、市民の命にかかわるもの、ほっておくと市民の命が脅かされるもの、そういう

のは緊急に行わなければならない最優先事業です。そして、その次に優先されるのは、多くの市民が必要

としているもの、あるいは大いに役に立つもの等が挙げられ、そういった考え方から財政的な面も考慮し、

順位をつけていくというのが通常だと考えます。そういう考えに立った場合、私は今の宮古島市にとって

スポーツ観光交流拠点施設事業は、多くの市民の必要性や公益性などから考えると、ごみ処理施設や中央

図書館などと違い、優先順位はそんなに高くないのではないかと思います。また、維持管理等での収支も

心配です。例えば計画の収支見通しでは、既に400万円の赤字となっています。計画の中でも現状では見通

しが立っていないと指摘しているネーミングライツも収入に入っています。それを省いたら当初から700万

円の赤字です。イベント収入も20万円の使用料を払ってクイチャーフェスティバルやロックフェスティバ

ルが利用するとは考えにくいし、全日本トライアスロン宮古島大会も現在の体育館使用で不都合はないと

思います。また、収支計画には土地代は考慮されておらず、さらに赤字が膨らむことになります。また、

昨日の新里聰議員への答弁では、類似施設については調査中との答弁があり、事業計画の熟度についても

不安を感じます。

実は、一括交付金制度の先走りとして、北部振興事業というのが平成12年度から平成21年度の10年間で

1,000億円北部振興策に充てられました。事業は、道路事業や港湾、漁港事業など多岐にわたり行われてお

ります。その中で、いわゆる箱物について私なりに調査をしてみました。回答があった17施設中8施設で

利用状況は計画より低いという回答です。住民ニーズをしっかり確認しないで、補助金があるうちに事業

をしようと考えて事業をした場合に陥る事例だと考えます。スポーツ観光交流拠点施設の優先順位につい

て、市長のお考えを伺いたいと思います。

さて、来間幼稚園の休園についてですが、平成26年度の休園が決まったということで、年度途中での再

開は不可能ということです。何で不可能なんですかね。これは検討したという、例えば補正予算は可能な

のか、人員配置はできないかというのは、担当部署と話したんでしょうか。あるいは来間のほうには詳し

い事情の聞き取りなどはしたんでしょうか。私は、市の職員は一生懸命仕事をしているというのはわかり

ます。法令遵守でルールを大事にし、事業や事務処理に間違いのないように気をつけて、業務に一生懸命

励んでいます。でも、一生懸命頑張る方向がどこか市民感覚とずれていると感じるのは私だけでしょうか。

この休園についても、困っている市民がいたら、どうにかできないかを考えるのが行政ではないでしょう

か。

それから、先ほどのトライアスロンについても、島外から参加する皆さんにだけ目がいってしまって、

一日中献身的に貢献している市民やボランティア、この30年間大会を支えてきた地元のトライアスリート

については、二の次になってしまう。あるいはエコアイランドも大手メーカーの大型施設等の誘致が最優

先になって、市民はエコアイランドにどう参加すればいいか、皆目見当がつかない。大型公共事業もそう

です。市民の知らないところでどんどん計画されていく。詳しい説明もなく、次々と計画が発表されてい

くので、市民は本当に大丈夫かと不安になっていく。私は、午前中の野原基地のレーダーの説明会につい

ても、区長にしか説明していないという答弁がありましたが、これは自治会の住民を大切に思うんであれ

ば、住民を対象にした説明会をしてくださいと促すべきだったと感じました。行政は一生懸命仕事をして

いる。そして、どんどん、どんどん進んでいますけども、市民は置いてきぼりにされている、そういう状

況にあると感じるのは、私だけでしょうか。施政方針にある市民とともに歩む市政運営を心がけるなら、

もっと市民に寄り添い、市民と話し合い、市民と一緒になって行政を進めてほしいと思いますが、市長の

考えをお聞かせください。

以上、再質問し、答弁をお聞きしてから再度登壇したいと思いますので、よろしくお願いします。

◎市長(下地敏彦君)

まず最初に、いろんな事業をやっているんだけれども、市民は全然知らないんじゃないかというふうな

お話でありますけれども、私が今事業をやっているやつはですね、全て合併時に策定しました新市建設計

画、そしてそれを引き継いでつくった市の総合計画の中のリーディングプロジェクトとして全部位置づけ

されているんです。この計画の承認は、この議会において全部やられている事業なんです。これが市民が

知らないとか、そういうふうな言い方はとても承服できない。何のために議会でこれだけ論議し、そして

やってきたというのを踏まえてのお話でしたらよくわかるんですけれども、申しわけないけれども、しっ

かりと新市建設計画を読み直してほしいと思いますね。

そして、スポーツ観光交流拠点施設については、新市建設計画においてスポーツアイランド環境整備施

設をつくると、リーディングプロジェクトとしてしっかりと位置づけられている。もう一つ、地域産業振

興センターとしてのコンベンションの施設もやると書いてある。そういうふうなものを複合的にやろうと

いうふうなことですから、それは十分私が唐突にそういうふうなのをやっているというんじゃなくて、し

っかりと計画に基づいてそれを実行しているというふうなことはご理解をいただきたいというふうに思い

ます。

さらに、新市の建設計画についてはですね、検証しております。これは、宮古島市地域審議会において、

平成24年度にこういうふうな新しい島づくり計画の進捗状況というふうなのを公開しておりまして、この

計画が今現時点でどうなっているかというふうなものは、常に市民に公開をいたしております。

◎副市長(長濱政治君)

まず、長期財政計画が必要であるというふうにおっしゃいました。確かにおっしゃるとおりでございま

す。現在中期財政計画をつくっておりまして、平成22年度から平成26年度までの期間ということになって

おります。これから平成27年度から平成31年度までの次期計画を平成26年度中に策定する予定でございま

す。この計画は、当然公表しております。もし必要であれば皆さんにお上げしております。これは何もき

ちんとした形でつくっているところでございます。

それから、公共工事が多いというふうなことでございますけども、これは特に宮古の場合ですね、基盤

整備、特に土地改良、かんがい排水、実際に地下ダム建設をする中で、この地下ダムで集めた水を使うた

めの畑の整備がまず必要なんですね。そして、そこに水を散水する施設、この施設が国、県から強く請わ

れております。したがいまして、ほかの市町村よりも多くの公共投資がなされております。また、特に那

覇とか、それからほかの市町村でもそうですけれども、結構山が多いんですね。ですから、平たんでいわ

ゆる土地改良とか、かんがい排水、そういった事業がなかなか入りにくいところがたくさんあります。そ

ういう意味で、那覇が幾らだとか、うるま市が幾らだとか、糸満が幾らとかというふうなところとは少し

またちょっと違うところがあるというふうに思います。また、一つには宮古島市としては、港湾を持って

いるんですね。それから空港も管理していると、そしてまた単独の消防等を持っていると、そういうふう

ないろんなところも一応あるというところは理解していただきたいというふうに思います。

それと、野原自治会長にのみやったということにつきましては、これは私どもも野原の航空自衛隊に聞

いて初めてわかったことでございまして、我々が自治会長だけにやったということではございませんし、

亀濱玲子議員にも申し上げましたとおり、必要であればやってくださいということで申し上げると、先ほ

ども申し上げましたところです。

それから、トライアスロンについて、島外者にだけ目が向いているということ、これはちょっと違うと

思いますね。結局他府県は県単位でやっているわけですね。だけど、宮古の場合は沖縄県以外に宮古島市

だけで単独でやっているわけですね。その辺のところをもちろん考えていただきたいと。それからまた、

県外の方にはたくさん来ていただきたいというふうなところがありまして、その辺の兼ね合いは難しいと

ころでございますけども、このいわゆる実行委員会、競技委員会、そういったところでみんなで議論して、

このような形でいきたいというふうなところを示しているわけですから、何も市がどうのこうのというこ

とではございません。その委員会の中で決めて、このような形を持っているということでございますので、

ご理解ください。

◎國仲昌二君

財政計画ですけれども、今平成22年度から平成26年度までということですけれども、これは新しい事業

もどんどん計画出てきていると思うので、できればですね、毎年ローリングして新しい財政計画をつくっ

ていったらどうかなというふうに希望します。

それから、先ほど公共事業予算が多いですよというのは、職員が少なくなっていく中で、どんどん、ど

んどん膨れていって、これが職員の負担がますます増大していって、本当に執行は大丈夫なのかと、職員

の対応は大丈夫なのかという心配があったので、指摘をしたところです。

以前ラジオ番組で身の丈に合った事業について沖縄国際大学の前泊博盛教授がある例え話をしていまし

た。自転車で通学する学生にベンツが欲しいかと聞いて、学生が喜んで欲しいと言います。そして、10年

間乗る約束でベンツをもらったら、燃料費も大変、それから税金もつく、修理代も高くつく、燃料費が足

りないと、もたないというので乗らないんだけれど、税金の納付書は届くということで、学生は頭を抱え

るというような話を北部振興事業の話として例え話にしていました。宮古島市もですね、しっかりと財政

計画を立てて、市の規模に見合ったですね、事業展開をしていければなというふうに希望したいと思いま

す。

最後に、先月中央公民館の野外ステージで、「南の島から世界に響け!宮古島の子どもたちが一度に歌

ったら!?」というイベントが行われました。私は、ちょっと所用があって後半しか参加できなかったん

ですけれども、とてもすばらしいイベントだというふうに感じました。男塾という男性保育士たちの若い

メンバーが中心になってイベントを行ったようですけれども、当日は天気にも恵まれまして、若い親子連

れがですね、その野外ステージの芝生の上で思い思いに座って、子供たちは自由に駆け回りながらですね、

そしてステージからは新沢としひこさんと中川ひろたかさんの優しい歌声、あるいは楽しい語りかけです

ね、本当に今まで見たことないようなとってもほのぼのとしたイベントの雰囲気を感じるとともに、若い

人たちの取り組みについてですね、感心いたしました。今後とも宮古の若者たちがみずみずしい感性と発

想を持って活躍することを希望するとともに、私たち市議会も若い人たちに負けないよう頑張ることを決

意して、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

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