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不参加と回答

2019年1月5日(土)  宮古新報

下地市長、県に県民投票「不参加」と回答

辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票への不参加を表明し、県から再考を勧告されていた下地敏彦市長は4日、 あらためて事務を執行せず宮古島市は投票に参加しないと回答した。 県民投票不参加の理由について下地市長は市議会の総務財政委員会と本会議、再議で計3回予算案から削除されたことを挙げ 「大多数の議員が反対する中、 県民投票を執行することはできない。 議会の議決を尊重する」 と説明した。
 午後2時、 市役所平良庁舎で記者会見を行った下地市長は県民投票の事務を執行しない理由について 「市政の運営は議会と執行部の二元制に基づき議会の合意を得て実施することは当然」とした上で、 昨年12月の市議会に提案した一般会計補正予算で投票事務経費が総務財政委員会、 本会議、 再議と計3回削除されたことから、「議会の議決は住民から選ばれた議員が判断したものであり、 大変重いものがあると考える。 大多数の議員が反対している中、 市長としては県民投票関連予算を計上して執行することはできない。これらを踏まえ議決を尊重し、 県民投票の事務は執行しないという苦渋の決断に至った」 と説明した。
 県民投票不参加は地方自治法や県民投票条例に違反するという指摘に対しては、 「市町村長が判断できる。 義務ではない」 との見解をあらためて示した。市長・市議選で県民票に関する負託はされてないとする意見については 「選挙で公約がなければ直接投票しなければならないなら市政は運営できない」 と述べた。 今後、県から是正要求が予想されることに関しては 「本当にやるかどうかまだ分からない。 正式に要求が来れば回答する」 と話した。
 この日の発表は先月20日の謝花喜一郎副知事による県民投票実施の再考を求める勧告を受けて行われたもの。当初、 先月26日までの回答を予定していたが延期されていた。
 不参加表明について県民投票実現!みゃーくの会の國仲昌二市議は 「市長や市議が市民の権利を奪えるのか。 市議会の意思は重いというが県議会の意思はどうなるのか」と抗議し、 法令違反や先月末の市民集会で意見の出たリコール (解職請求) なども念頭に対応を検討したいと話した。
 県民投票に関しては宮古島市民の会と宮古島政経懇話会が不参加の貫徹を求める要請を下地市長に対して行っている。

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