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県民体育大会ハンドボール競技・宮古島市女子チーム試合観戦記

 宮古の中・高校から女子のハンドボール部が無くなってから久しい。したがって一般の女子チームを編成して大会を開催することや、宮古代表チームを編成して島外の大会に参加することは関係者が苦労しているところである。
 今年の県民体育大会のチーム編成も例外ではなく、チームのほとんどの選手が島外から移住したハンドボール経験者で、人数も登録人数14名に大きく届かない9名のメンバーで試合に臨むという厳しい状況であった。
 初戦の相手は中頭郡。しかも監督が宮古出身の羽地監督ということで、宮古の選手からすれば先輩にあたる訳で、宮古島市女子にとってはやりにくい試合であっただろうと推察する。
 さて、陽明高校体育館での1回戦、宮古島市は立ち上がりからキーパー盛島の好セーブと、濱元、橋本選手を中心とする連続ポイントで試合の主導権を握る。中頭郡も速攻やカットインなどでシュートを放つが、盛島の好セーブに阻まれなかなか得点できない。逆に宮古島市は好セーブから先の2選手に加え諸見里、塩津の速攻で得点を重ねる。10分過ぎに7-0と宮古島市リードになったところで、たまらず中頭郡はタイムアウトを取る。
 タイムアウト後、初得点を決めた中頭郡が今度は攻勢に出る。若さを生かしたスピードでじわりじわりと点差を縮めるが、そのたびに宮古島市はサイドの山里の回り込んでのロングシュートや濱元からノールックパスを受けたポスト橋本のシュートで突き放す。一進一退の状況のなか17-11と宮古島市リードで前半終了。
 後半は一進一退。中頭郡が点差を縮めれば、宮古島市は南風原、亀濱のシュートを決めチームを盛り上げる。中頭郡も粘って再度縮めるが、濱元のカットインプレーに橋本、諸見里、塩津がうまく絡んでシュートにつなぎ突き放す。
 結局、前半のリードを最後まで守り抜いた宮古島市が31-23で勝利した。
 宮古島市女子チームにとっては県民体育大会久々の勝利である。

 2回戦の対戦相手は不戦勝で勝ち上がりこの試合が1試合目である八重山郡。宮古島市は1回戦終了後の2時間30分後に2試合目を戦うこととなりスタミナが心配された。
 試合は立ち上がり八重山郡がリードし試合の主導権を握るかに見えたが、宮古島市も濱元を中心に、橋本、諸見里などがシュートを決めて追い付く展開。両チームとも好ディフェンスで相手の攻撃を阻止するという互角の戦いとなり、前半は9-9の同点で終える。
 後半、八重山郡が連続得点でリードする。宮古島市も懸命に食らいつくが、八重山郡は疲れの見えた宮古島市のパスミス、キャッチミスを見逃さず速攻につなげて一気にリードを広げる。流れを変えたい宮古島市は川満を投入し、濱元、橋本のシュートで粘りを見せるが、少人数でこの日2試合目を戦うという中でのスタミナ切れはどうしようもない。結局19-30八重山郡勝利で試合終了。宮古島市は久々のベスト4とはならなかった。
 それでも、最初に述べたように厳しい環境でありながら、しかも少人数での県民体育大会での1勝は素晴らしい。選手のみなさん、佐久川監督お疲れさまでした。
 いまハンドボール協会の理事長以下若いスタッフが小学生を対象にスポーツ少年団でハンドボールを指導している。近年、少しずつその効果が表れており、中・高校の女子ハンドボール部の結成の動きも見え始めているようだ。
 近いうちに宮古島市の女子ハンドボールが復活するよう望みたい。

 今回は男子と女子の試合会場が別々で、私は女子の試合しか観戦していないが残念ながら男子は1回戦で敗退した。
 個々の能力は高レベルであり期待していたので残念。次に期待したい。

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