>

来間島のヤーマスプナカ(初日)

 宮古島では池間民族の「ミャークヅツ」が有名ですが、同じ時期に(旧暦で決まるらしい)来間島では「ヤーマスプナカ」があります。
 この祭祀は来間島では1年で最も重要な行事と位置づけられ、来間島の救世主として称えられた3兄弟を奉って3つの家元、長男の「スムリャープナカ」、次男の「ウプヤープナカ」、三男の「ヤーマスヤープナカ」でそれぞれ子孫繁栄と五穀豊穣を祈願しての豊年祭が2日間の日程で行われます。今年も去る10月29・30日に行われました。
 20181030_09135820181029_09202620181029_092009
 初日は午前8時頃から始まります。
 まず、2人の「サスの主」が「サラピャース」を謡います。続いてみんなで「サラピャース」を復唱しながら、参加者全員に「ンツ(みき)」を振る舞います(というか「回し飲み」ですね)。
 そして初日のメインイベントは「マスムス」(表記が難しい。発音はちょっと違います)です。「ダツマス」とも言いますが、この1年間に生まれた赤ちゃんをそれぞれの家元の神様に報告し、その子の健やかな成長と併せて島の子孫繁栄を祈願します。
 親(親が参加できない場合は親族)が参加者に子どもを紹介しながら酒を振る舞い(これも「回し飲み)」みんなに子どもをだっこさせて祝福してもらいます。
 私の所属する「スムリャープナカ」では今年は5人が「マスムス」のお祝いしました。
 20181029_101419DSC_8187DSC_8175
  毎年のことではあるが「今年は誰もいないのではないか」といって心配するのだが、当日になると5人以上はいる感じです。
 また、「マスピャー」という祈願もあります。元々は成人のお祝いだったようだが、近年は「早く伴侶で出会えますように」、「子宝に恵まれますように」との意味合いらしい。
 そして最後にみんなでクイチャーを踊って終了です。初日は午前中で終わりますので、午後からは久しぶりに島に戻った方たちが親戚や友人宅を訪れて酒を酌み交わす。ヤーマスプナカの初日はだいたいこんな感じでしょうか。

コメント