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【新聞投稿】

市長と市議会は、県民投票不参加から参加に至った経緯の説明を!!

平良下里  岸本 邦弘

 12月18日宮古島市議会は「辺野古」県民投票関連予算を削減した予算案を賛成多数で可決した。市議会は県民投票関連予算を否決した根拠に①県知事選挙で辺野古反対の民意はすでに示されたこと。②市の総務財政委員会で県民投票関連予算の計上が否決されていること。③辺野古の埋め立ては、県が工事者としての日米両政府と協議している極めて政治的なもの、政治の中で解決すべき課題であることなどをあげた。しかしこれらの根拠をもって、市議会は憲法が国民に保証する平等権や意見表明の権利を侵害する権限などない。県民としての権利を侵害してもよいという理屈は、民主主義の下では存在しないはずだ。にもかかわらず下地市長は、議会の「意思を尊重する」とし辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の不参加を県内の首長として初めて表明した。
 その後市長は、県の謝花副知事から投票参加の勧告や玉城県知事からの要請にも関わらず予算は執行しないと述べた。
 今回の県民投票では、市長は予算を執行しない理由の一つに、「賛否だけの2択の投票では県民の多様な意見を集約できない」ことをあげていた。そして市長は、選択肢を「賛成」「反対」の二択から「どちらでもない」を加えた3択にする条例改定を、県議会が全会一致で行えば参加を前向きに考えるとしていた。 
 1月29日の臨時県議会は、県民投票の3択の条例改正案を賛成多数で可決したが全会一致とならなかった。このようななか下地市長は、昨日市議会の全院協議会を非公開で開き県民投票に参加することを表明し議員の理解を求めた。
 しかし、そもそも、辺野古県民投票条例は県議会が2択で採択されたものであり、選択肢を増やさないといけない規則はない。したがって2択であっても何の問題もないし、「どちらともいえない」の選択肢は白票を投じることで済むことであった。  
 また議会は前述の3つの根拠を持って賛否の2択を否決したが、選択肢が3つに増えたらどうして賛成できるのかの理由の説明を議会の中で説明する責務がある。以上の理由から市議会と市長には住民のために議会および説明会を開催し、県民投票不参加から参加に至った経緯の説明を行うことを強く求める。

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